前回の記事で、今季は雪が少ないと書いたのですが、29日にはしっかりドカ雪となりました・・・
雪に埋もれた、視界まっしろしろ~な年末年始となりますね確実に。


このド田舎に陶芸の工房を構えて、約一年が過ぎました。
自然の豊かな土地で、スローライフしながら陶器づくりする、というのは、陶芸を始めた頃からずっと思い描いていたことなので、ひとまず夢のひとつが叶ったわけで。
それに、自分の創作の拠点となる場所―どんな状況にあろうと戻りさえすれば落ち着いて創作に専念できる場所―が、精神衛生上どうしても確保したかったし必要だったのです。(これで心おきなく放浪できるってもんです←オイ)
この一年諸事情?により、陶芸に専念できたとは言えませんが・・・まあいずれ、そんな時も来ることでしょう。いつかね。
そして、豊かな自然は、予想以上に美しくて心に響くものでした。
四季の移り変わりが、これほどダイナミックで表情豊かなものだとは・・・驚きの連続でした。
季節ごとに次々と咲く花、葉の色を変える木々、勢いよく群生する草花。季節によってめまぐるしく変化する鳥や虫の鳴き声、小動物の姿、風や雨の音と匂い、空の色、雲の形、空気の感触、水の流れ、土の匂い、緑の息吹、旬の食物の味。虹の架かる瞬間や、満天の星空と冴えた月の光も美しく、そしてやっぱりお日さまは偉大だと実感したのでした・・・
よく「何もない場所」だねと言われるのですが、うーむ私にとっては、「すべてがある場所」なんですがねー。
さてと、来年は、ひそかに目論んでいる、また別の夢?つーか野望?を実現させるべく、行動開始したいと思ってます。(そんな大げさなもんでもないですが・・・)
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・・・のはずなんですが、今年は雪、少ないですねー。
過ごしやすくていいんですが、スキー場やスキー客を見込んだ宿泊施設の関係者は、眉間の皺が取れないようで・・・
年末年始は雪降るんだろうか?

夜のうちに雪が積もって、朝には晴れて青空ってのが、一番綺麗です。
葉を落とした木の枝すべてに、真っ白な雪がぴったりと張りつき、青空の下で朝日を受けてきらきら輝く様は、現実離れして見えるほど幻想的で美しいのです。山全体あたり一面、白い花が咲いたようになり、新緑の季節の生き生きした鮮やかさとは正反対の、凛とした華やかさがあります。

つっても、この時期大抵はどんよりした曇り空ですが。
上の写真の雪は、もうすっかり溶けて、今は全然ありませんですー。
島根県安来市広瀬という町は、山陰の戦国大名・尼子氏の、難攻不落の山城として有名な、月山富田城の城跡があるところ。周辺には、尼子氏関連の史跡などが、いくつも点在している。
ほんの僅かな時間だったが、立ち寄ってみた。
・・・しかし城跡そのものは、月山に張り付くように各郭の石垣が残っていて、頂上が本丸跡らしいんだけど、かなりハードっぽい上に(もちろん徒歩で登る)、小雨が降っていて断念。
麓のふたつのお寺にお参りしておく。
↓城安寺。

↓四季桜と巌倉寺。桜が見られるとは!

麓近くの郭跡は、太鼓壇、千畳平などと呼ばれ、公園になっている。春の桜の時期はさぞや美しいだろう、立派な桜の木がたくさん植わっている。
その太鼓壇に、かの忠義の武将・山中鹿介幸盛公の銅像が建っているんだけどね・・・何というか、あんまりカッコ良くない・・・(
ゲホゴホ)
ファンも多いことだし、もうちょっとカッコ良く作ってあげたらいいのに。ポーズが良くないね、うん。
↓何だか気の毒で、アップでの撮影はできなかったよ・・・(苦)

どうでもいいけど、私的に尼子氏のイメージ画像は緒形拳(笑)。
昔、大河ドラマの『毛利元就』で、尼子経久を演じていて、その完全に主役を喰っちゃってる、凄みのある印象が強くて。他のキャストはまったく覚えてないんだけどー。
いつかまた天気の良い時に、ゆっくり廻ってみることにしよう・・・
た、体力があったら山登りも・・・
でも城跡散策する時は、マムシとハチに注意!だそうで(震)。
毎年開催される日本伝統工芸展、今年は松江会場(島根県立美術館)に行ってきました。

陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で、磨き上げられた工芸技術を駆使した、作家の個性あふれる作品の数々が展示されます。
毎年見ているので、陶芸部門に関しては、いつもいろいろと考えさせられるのですが、今年は今までとちょっと違った見方をして、違った感想を持っている自分がいました。たぶん今の自分が思い描いている、いろいろな事が関係しているかと。
実は、私が毎年楽しみにしているのは、漆芸と染織だったりします。この分野の高レベルな作品を、まとめて見られる機会を、私があまり持てないもので。
漆のものって、ホントーに美しいですね~(ため息)。あの艶かしい黒は何なんですかね。朱色も上品だし。螺鈿が使われたり、技法やデザインによって、とても華やかにもなるし。
染織はほとんどが着物の形で出品されていますが、単純に着物好きvなのと、手の込んだ布の色合い風合いの美しさ品の良さは、心が和むし目の保養にもなります。
こういった展覧会の作家に限らず、作家の確立された技法に精神的なものが加わり、手をかけて作られた作品は、大量生産品とはまったく別世界の物です。昨今、大量生産の粗悪品が溢れかえっている世の中だから、意識して美しいものを見続けて、本質部分での良し悪しを見誤らない目を養っていきたいものです。でないと目と脳ミソが腐ってしまいます。好き嫌いは別として、いろんな意味で良質であるかどうかの判断は、しっかり出来るようになりたいと思います・・・
Y子市へ向かう国道181号線を車で走っていると、「むきばんだ遺跡⇒」という、デカイ看板を何度も見かける。
漢字で書くと、「妻木晩田遺跡」。かつて日本古代史を、ちょっぴり真面目?にカジッた人間なので、その名前は知ってはいたけれど。漢字の字ヅラで覚えていたもんだから、平仮名で「むきばんだ」と書かれると、かえって何のことか分からなかったよ・・・(苦)
↓
妻木晩田遺跡(国指定史跡)は、鳥取県西伯郡大山町に広がる、弥生時代の大規模な集落遺跡。

弥生時代中期末(西暦1世紀初頭)頃から人間が住みはじめたらしく、その後人口増加に伴いムラの範囲も広がり、弥生時代後期末(2世紀後半)頃には最盛期を迎えるものの、古墳時代前期には衰退する。
竪穴住居跡400棟以上、掘立柱建物跡500棟以上、四隅突出型墳丘墓(山陰地方特有の形)などの墳墓や環壕、土器・石器・鉄器等の生活用具など、貴重な考古資料が数多く発見されている。

写真は曇り空だけど・・・
美保湾を臨む見晴らしの良い晩田山丘陵の、尾根一帯に及ぶ広大な範囲に、約300年間にわたり営まれた人々の生活の痕跡が、それこそ累々と積み重なるように連なっている。整備された部分は遺跡のごく一部だが、そこを散策しただけでも、中国の史書に綴られた「倭国」の姿が偲ばれ、当時の賑やかな大都市だったであろう様子は想像に難くない。

とはいえ弥生時代後半は、中国の歴史書「漢書」「後漢書」「三国志(魏志倭人伝)」などによれば、倭国は大いに乱れた時代。丘陵上に集落を営み環濠を廻らせたのは、抗争に備えたためともいわれる。
山陰地方には、島根県になるけれど、大量の青銅器(銅剣、銅鐸、銅矛)が出土した荒神谷遺跡や、銅鐸で知られる加茂岩倉遺跡、弥生時代からすでに祭祀が行われていたともいわれる出雲大社などがあり、興味深くて謎に満ちた古代遺跡・遺物が数多く残されている。
8世紀に中央政府によって撰上された、現存最古の日本の歴史書「古事記」「日本書紀」の中では、数々の神話の舞台として語られる古代出雲の国。(もちろん文献史学の立場では、神話はあくまで神話、というスタンスではあるけれど・・・)
大和(畿内)とも吉備とも異なる文化を持ち、日本海という出入口を抱えた出雲やその周辺地域が、一体どんなクニだったのか・・・いち歴史ファンとしては、やはり興味の尽きない土地だったりする。
12月に入ったというのに、海の写真って・・・
でも冬でも、晴れた日の海はやっぱりキレイなのです。

あぁ潜りたい・・・(笑)
スキューバダイビングのCカード(超初級のライセンス)は取ってあるのですが、なかなか潜りに行く機会が作れなくて・・・このままではペーパーダイバーになってまうよ~ぁぅぅ
なんかねー、いろんな面で「良い」スキューバダイビングショップに巡り会いたいです。本当に海を愛し海に敬意を払っていて、その素晴らしさを伝えようとしてくれる、真面目で熱意あるショップとかインストラクターさんとかね・・・どこかオススメありませんかねー?(誰に聞いてんの)

ウォータースポーツいろいろあれど、正直サーフィンはあんまりカッコイイと思わないんですが(・・・
あっそ)、ウィンドサーフィンは(上手い人に限り)ものすごくカッコイイと思います。出来る人が羨ましい! 風と波を読んで、うまく風に乗ったときの高速水面走行とか、絶対違う世界が見えてるんだろーなー。
ダイビングもウィンドも、それなりに上級者になるには、かなりの知識とスキルと経験が必要っていう、ハードルの高いところが、なんか惹かれるんですよね~(
羨ましいだけかも)。