4月11日(水)~15日(日)の5日間、岡山市浜野のカフェZ(ギャラリーZ)にて、陶芸作品の展覧会を開催いたします。
↓岩崎多栄子陶芸展


時間は11:00~19:00(最終日は18:00まで)。
期間中無休。
蒜山高原にて創作した、食器・花入れを中心に展示します。
作品の傾向については、このブログのカテゴリー「陶芸・作品展示」より、作品紹介の記事に飛んでいただくと、写真をご覧になれます。
こだわりのカフェメニューの数々と、ゆったりした時間を楽しめる、カフェZさんについて、詳しい紹介や情報は、カフェZさんのブログ→「CafeZ ( ときどき AtelierZ ) スケッチブック」へGO!!
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春を知らせるふきのとう。
あちらこちらに、たくさん出てきています。

以前はふきのとうなんて、どこか山奥の谷川の源流にでも行かないと見つけられない、絶滅危惧種だと思ってました・・・
こんなに当たり前のように、見つけられるとは・・・

天麩羅や、味噌和えにして食べました。
ほろ苦くて、長い冬をやっと越えた後の、春の味がします。
つくしも、そろそろ出てきました。

ここらのつくしは、恥ずかしげに顔を出すどころか、ものすっごい密集して群生するので、正直気持ちワルイ、つーかコワイです(笑)。

私はつくしは食べられません。食わず嫌いです(キッパリ)。
あのビジュアルがね~、虫みたいで嫌なんス~
この冬は暖冬で雪も少なく、過ごしやすかったです。
でも、それで困る人もいるので、諸手を挙げて喜ぶわけにもいかないのですが。
農家では、気温が下がらないので害虫が死なないとか、田植えの時に使う雪解け水が足りなくなるとか、いろいろあるらしいです。
野菜や米の収穫量や価格にも、影響があるのでしょうか。
冬の海でも、スッキリと晴れた日は、本当に美しいです。
そして冬の浜辺には、かもめがたくさん。

かもめを見ると、ジョナサンだ~!と思ってしまいます。
もちろん、言わずと知れたこの本↓の所為で(笑)。
『かもめのジョナサン』(リチャード・バック著、五木寛之訳、新潮社)

短いお話なので、さくさくさくーっと読めます。
一羽のかもめ・ジョナサンに、人間の生きる意味とは何か?を託した、現代の寓話・・・といわれてます。
*あらすじ*
第1章・・・少しでも速く飛びたい、飛ばずにはいられない――寝食を忘れて、スピードの限界に挑戦し続けるかもめ、若き日のジョナサンの話。
第2章・・・異端者として群れを追放されるも、同じく飛行技術を極めた同志に出会い、別次元の世界に行ってしまう(・・・笑)ジョナサンの話。
第3章・・・かつて自分を追放した群集に対する兄弟愛と使命感から、指導者として彼らのもとへ戻るジョナサンの話。やがて伝説のカリスマかもめとして崇められるようになるが・・・。

第1章では、葛藤と挫折を繰り返しつつも、夢を追わずにはいられないジョナサンの姿が、清々しくて共感できます。「青い時代にイロイロ忘れものしてきちゃったな~」と思っている方は、この第1章だけでも読んでみるといいかも(笑)。
第2章第3章では、解説で翻訳者の五木氏も述べているように、群集を上から目線で見おろすような語り口が確かに気になるし、カスミ食ってるかのような、あまりに人間離れ(いや、かもめ離れか)した姿に、違和感を感じるのも確かなんですが・・・。
まあ、人間のドロドロした欲望やら愛憎やらを描いた小説なんて山ほどあるわけで、短編の『かもジョナ』にそんなの求めてないし、何かをきわめた人間の精神の、上澄み蒸留部分のみを抽出したような、こういうお話も、あってもいいのかなーと思いマス。

久々のブログ、気がついたら本のレビューになってますね・・・ま、いっか(笑)。