かのバーナード・リーチが工房を持ち、彼に招かれた浜田庄司が作陶に携わった、民芸陶芸ムーブメントの聖地、セント・アイブス――
90年近く前の、彼らの交流の歴史を受け継ぎ、今も尚この町では、陶芸だけでなく、さまざまなアートが生み出されています。
町そのものは小ぢんまりとしていて、美しい大小のビーチに囲まれています。


もう何というか、非常識なくらいの美しさなんです。

町の写真がないのですが、入り組んだ石畳の路地を曲がれば、小さなギャラリーやアトリエが次々と現れ、町全体にアートが息づく、まさに時を忘れて彷徨ってしまう、そんな町なのでした。
そして、バーナード・リーチ工房へ。

現在は当時の工房を公開し、彼の経歴や作品を展示する他、新しい工房では、数名の陶芸作家たちが、作品作りをしています。
バーナードのロクロ↓

彼らの使った登り窯↓

アート環境としては、非常に恵まれていて、美しい自然に囲まれた土地なのです。
ただ――、私は仮に頼まれても(誰も頼みゃしないが)、ここでアート活動とか無理です…ヤツラがいる限り(笑)
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目指せ最果て~ブリテン島の最西端、その名もLand's End(ランズ・エンド…そのまんまだな)に到着です。

この海は大西洋で、このすっと先にはアメリカ大陸があるんですよね。
当たり前なんですが、感慨深いものがあります。

それにしても、風がキツかったです~
ランズ・エンド標識↓

滞在した街、ペンザンスの近くには、イギリス版モン・サンミッシェルと言われる、セント・マイケルズ・マウントがあります。
マラザイアンという小さな町の沖合に浮かぶ小島で、山の頂上には城が建ち、元修道院や聖職者の邸宅跡などがあります。

自然と人工物の融合に成功した、まさに夢のように美しい光景なのでした。
干潮時には、島まで歩いて渡ることが出来ます。
上陸!↓

イギリス南西部のコーンウォール半島に行って来ました。
この地方は、何といっても、海!空!太陽!
イギリス屈指のリゾート地なのです。
途中下車したプリマスは、イギリス最大の港街。
海を臨むホー公園から↓

かのメイフラワー号が出港した場所でもあり、イギリスとアメリカ両国旗のはためく記念碑もあります↓

プリマスからさらに西、ペンザンスに滞在。
B&Bはこんな感じ↓

清潔感があって、至れり尽くせり、超快適!でした。
1週間で3公演!聴きにいきました、ロンドンフィル。
やっぱり、プロのオケは違いますねぇ~
隅から隅まで美しい音楽で、安心して聴いていられます(^^;
ロンドンフィルの公演が主に行われる、ロイヤルフェスティバルホール↓

2階バルコニー席の最後列から見たステージ↓

実は音響的には、2階席の方が良いんですよね~
3公演で、超有名なチャイコフスキーのピアノ協奏曲、ドヴォルザークのチェロ協奏曲を始め、ブラームスやシューベルトの交響曲、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲、ベルリオーズの交響詩など、またソリストのおまけ演奏でラベルやショパンも聴けて、大満足なのでした。
日本でオケを聴こうと思うと、無闇にチケット代が高いのですが、こちらでは1番安い席なら1500円以下、しかも学生割引が適用されれば半額!!
さすがに西洋音楽がグッと身近に存在しているようです。
ロンドンとブライトンの間の田舎を走る蒸気機関車、ブルーベル鉄道。
元は実際に利用されていた路線ですが、廃線となった今は、観光用列車が3つの駅を往復しています。

中間駅のホーステッドキーンズ駅は、列車だけでなく、駅舎や売店、駅員さんや売店店員さんの服装、置かれたスーツケースや小物類、ポスターに至るまで、すべてがレトロ調。映画のセットみたいでした。

チケットは硬券です~
歴史と伝統の国だけあって、イギリス文学の世界は、劇作家シェイクスピア、ブロンテ姉妹やディケンズらの長編文豪作家、ファンタジーにミステリーにと、幅広く奥深い。
でも!! 私にとってイギリス文学の永遠の名作はこれ!!
↓『ウォーターシップダウンのうさぎたち』
リチャード・アダムス著
神宮輝夫訳
1972年初版
新天地を求めて旅を続け、数々の困難に知恵と勇気で立ち向かう、うさぎたちの冒険物語。
うさぎ視点の情景描写、波乱のストーリー、うさぎたちの個性と友情、時に散りばめられるうさぎ世界の伝説の逸話…
このお話との出会いは、偶然テレビで見た、1978年イギリス製作のアニメーションでした。
その後原作の日本語訳を読んで嵌まり、アニメの日本語吹替版VTRを入手していたのですが、このたびようやく英語版DVDを手に入れました!!

ただし、イギリスのDVDは日本では見れないんですがね!!
ま、持っていれば満足なんです(笑)
で、早速見て感慨に耽ってたんですが…
アニメの声優さんは、日本語版の方が断然イイです!!
なんせ主役のヘイゼル→古川登志夫さん、ファイバー→…あ~名前出てこないけど、超有名な声優さん…(思い出したらこっそり直します(笑))、というツボを突く配役に、脇役のカモメ→藤村俊二さん、ウンドウォート将軍→…あ~また出てこないけど大物俳優さん(笑)、ハイゼンスレイ→檀ふみさん、など皆さん芸達者で。
それに比べて英語版の声優さんは、いまいちツマラナイです…
ちなみに英語版でアート・ガーファンクルが歌う主題歌は、日本語版では井上陽水さんが歌ってます(^^;
さらにちなみに、1998年にテレビアニメ化され、NHKで放映されていたようですが、ファンとして許しがたいキャラ設定変更があり、見る気がしません(^^;
学問の街、オックスフォードに行って来ました。

たくさんのカレッジが立ち並び、それぞれが歴史を感じさせる重厚で美しい建造物です。
その中の代表的なひとつ、クライスト・チャーチ↓

これらの建造物が醸し出す威厳のせいか、アカデミックな雰囲気の街な気がしました。