1年間のイギリスでの陶芸研修、無事に終了しました。
旅行や短期滞在では経験できない、長期滞在ならではの貴重な(ディープな?)経験も、たくさん出来ました。
イギリス滞在中、優しさをくれた人たち、一緒に笑ってくれた人たち、励ましてくれた人たち、そして面倒を掛けてしまった人たち、みんなに感謝、感謝です。
イギリス、という国に対しては、良い面悪い面あるとは思いますが、私にとってはおおむね好印象で、魅力的な部分がたくさんありました。人も優しかったし。
この1年間の経験が、今後の私の陶芸作品、そして人生そのものに、どんな影響を与えていくことになるのか、今はまだ分かりません。
今の時点で自分でここが変わった、と分かる部分もあるけれど、今回見たもの聞いたこと心に触れたもの考えたこと、きっと今すぐよりも、何年もかかって消化され糧になることだろうと思います。
そして、1年間この拙いブログにお付き合いくださった皆様、ありがとうございます。
ブログで報告・・・という目的があったからこそ、「陶芸研修」とは別の部分で、頑張って物見遊山に勤しむことが出来ました(ぉぃ)
今後の更新はひとまず休止となりますが、良い写真が撮れたりしたら突発的に更新するかもしれません。
また、昨年11月以降のイングランドの記事では、ほとんどWebサイトへのリンクが出来ていないので、こそこそとリンクを貼り付けたりはすると思います。(←自分の覚え用に)
でも、わざわざチェックしに来て頂くほどのものではありませんので、次はまた1年後にでも(笑)、暇つぶしで覗いて頂けると嬉しいです。
それではそれでは! ありがとうございました~!
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イギリスから日本への帰途、シンガポールにストップオーバーしました。
シンガポールは私は初めてだったんですけど、
も、なにこれ、ひたすら、
暑い~~~~~!!!!!(怒) いや、怒ってもしかたないんですけど・・・
常夏の国の暑さを甘く見てはいけません!! と、溶ける~~ 蒸発する~~
絶対住めないな・・・
それはさておき観光です。
シンガポールを貿易の拠点にするため上陸した、イギリス東インド会社のラッフルズ卿の像↓
その近くの乗り場からリヴァーボートに乗船↓
リヴァーボートからの高層ビル群の眺め↓
高層ビル群のお膝元には、地元の人にも観光客にも人気の屋台群↓
出た~~!! お約束のマーライオン!!
マーライオンの後姿はこんなん↓
高級ホテル、ラッフルズホテル↓
え、泊まったのかって? まさか。
宿泊客でなくても、敷地内をうろついてOKなだけで。
私が泊まったのは、こういうごく一般的なホテル↓ どうせ。
でもベットのマットレスが完璧に快適で、無駄にでかいテレビ、無駄に広いバスルームが付いていて、空調も完璧、予想を裏切る快適さでした。
シンガポールは多民族国家。
そして街には古いものと新しいもの、異なる文化が混在しています。
でもそういえば、公用語は英語のはずだけど、街で耳にするのは中国語とかが多かったような・・・
ヒンズー教寺院↓
現在外観は修復中のため、一部分しか見られず。
イスラムのモスク↓
こちらも日々の祈りの場。
仏教寺院↓
真剣にお参りしたり、おみくじを引く老若男女で賑わってました。
チャイナタウンでマーケットを散策↓
それにしても・・・あ、暑かったよこの時・・・
どうしてアジアのマーケットって、必ずこういう微妙なもの↓が置いてあるんでしょうか。
えいっ!、やあっ!、とうっ!
・・・どう突っ込んでよいのやら。
シンガポールは、大別してマレー系、中国系、インド系、アラブ系の民族と文化が入り混じり、アジアチックな部分がしっかり残り、かつ大都会でもあるので、旅行者にとっては面白いところだと思います。買い物天国&グルメ天国だしね。
でも私はもう無理です・・・だって、暑いよホント。半端じゃないよ。
ウィーンといえば、何といっても「音楽の都」。
この地を拠点に活躍した音楽家は数多く、市内至る所に彼らの彫像や住んだ家、博物館などがあります。
モーツァルト像↓
ヨハン・シュトラウス像↓
「美しき青きドナウ」などのワルツの巨匠。
シューベルト像↓
他にもべートーヴェン、ハイドン、ブルックナーなどなど、そして現在も変わらず「音楽の都」であり続けています。
観光客向けに、気軽に楽しめるコンサートが、毎日いくつもの会場で開催されています。
そのうちの一つ、シェーンブルン宮殿内のホールでの、モーツァルト&シュトラウスコンサートに行ってきました↓
バリバリに観光客向け・・・ではありました。
でもオペラ歌手やバレエダンサーも出てきて、楽しめました。ウィーンで聴くことに意義がある!(笑)
この建物はセセッシオン(分離派会館)↓といって、19世紀末、一部の芸術家が立ち上げた芸術団体・分離派の展示場でした。
分離派の代表的画家・クリムトの、べートーヴェンの第九交響曲をモチーフにした壁画が恒久展示されています。
カールツ教会↓
この教会、中央の空色のドーム型屋根の内部に、聖書に基づく天井画が描かれているのですが、現在修復中。
で。修復中だからこそ、そのための足場をエレベーターや階段で登って、その天井画をごく間近で見ることが出来るのです。
大迫力で、キリスト教のことは詳しくなくとも、結構カンドーしてしまいました・・・
いちばんてっぺんの天井画はこうなってました↓
カトリック教会なので、やはり内部は豪華絢爛↓
さて。ウィーンといえば、カフェ文化。
老舗カフェでのケーキとコーヒー、やっぱりこれははずせない~♪
カフェ「デメール」にて↓
「デメール」の外観↓
カフェ「ツェントラル」にて↓
「ツェントラル」内部。天井高い~↓
観光客だけでなく、地元の人も普段からカフェにやってきて、新聞読みつつマッタリ長居するようです。
第二次大戦直後のウィーンを舞台にした映画、『第三の男』。サスペンスの名作です。
印象的な並木道のシーンを髣髴とさせますね~↓
映画に出てきた観覧車↓
また観たくなって来ました・・・
未見の方は是非是非どうぞ~
ウィーンは文化の香り豊かな、美しい街でした。
ドイツ語文化圏なので、英語文化圏とはまた一味違った、質実剛健なイメージの魅力がありました。
もし次の機会があれば、周辺の都市―ザルツブルグ、プラハ、ブダペストなども含めて、もっともっとゆっくり滞在して、じっくり色んな所へ行ってみたいものです。
ウィーン郊外、ドナウ河沿いの景勝地、世界遺産にも登録されている、ヴァッハウ渓谷に行ってきました。
まずは電車で、メルクという街に。
ここには、広大な敷地と美しい建物を持つ、メルク修道院があります。
小高い丘の上、メルクの街を見下ろすように建っています↓
横から見ると、この修道院の長大さが分かります↓
写真に収まりきれていませんが、右の方にずーっと続いてます。
18世紀に大改築されて、現在のバロック様式の姿になりました。
この黄色は「テレジアン・イエロー」とも呼ばれ、マリア・テレジアの色だそうです。
修道院への入口↓
現在は修道院としてだけでなく、学校、博物館などにも使用されています。
双塔の内部は、絢爛なカトリック教会です↓
美しい大理石の大広間や、壁一面にぎっしりと古めかしい書物が並ぶ、時を止めたような図書室などもあります。
テラスから臨む、メルクの街並み↓
子どもの頃に見た絵本に迷い込んでしまったような、可愛らしい街角↓
続いて、バスでシュピッツという街へ。
この辺りはワインの産地で、果てしなく葡萄畑が続いています。
写真手前も葡萄畑↓
この街もパステルカラーで可愛い↓
さらに電車で、デュルンシュタインという街へ。
ドナウ河沿いに建つ教会の塔↓
この街もまた、石畳の狭い路地と可愛らしい家々が並び、中世にタイムスリップしたかのような気分にさせてくれました。
街の展望台から臨むドナウ河↓
天気がイマイチだったので、「美しき青きドナウ」という印象ではないですが・・・
こればっかりは仕方ありません。
ドナウ河流域には、太古の文明の痕跡が残っています。
「ヴィレンドルフのヴィーナス」と呼ばれる石像は、多分誰でも一度は写真で見たことがある、豊満な女性の像です。
太古の文明へのロマンをかきたてる土地でもあるのです。
イギリスから日本への帰国前、オーストリアの首都・ウィーンに行ってきました。
ロンドンからは飛行機で2時間、時差も1時間。
日本からだと、うーんと遠い憧れの国、というイメージがあったので、こんな風に気軽に行き来できるなんて、やっぱり羨ましすぎます。
ウィーンは、ヨーロッパ史を語る上で最も重要な一族と言っても過言ではない、かのハプスブルグ家の帝都として栄えたため、その街並みは、重厚で美しい歴史的建造物に彩られて厳かな趣を持ち、今も文化人や音楽家の集う落ち着いた雰囲気を失ってはいません。
今回は、ウィーンの街を華やかに彩る建築物の写真を中心にお届けします。
最も賑やかな繁華街の街並み↓
国立オペラ座↓
チケットの入手困難でドレスコードもあるため、今回はオペラ鑑賞は出来ませんでしたが、いつかリベンジしたいものです!!
クラシック音楽好きには憧れの聖地、ウィーン楽友協会ホール↓
ウィーン・フィルハーモニック・オーケストラの本拠地でもあります。
ウィーン・フィルはチケット入手困難で毎日公演ではないため、こちらも今回は見送りましたが、いつかリベンジ・・・!!
国会議事堂も美しいです↓
市庁舎も美しいのです↓
現在の王宮↓
王宮礼拝堂のミサで、あのウィーン少年合唱団が歌うんですよね。
ああ~天使の歌声もいつかリベンジ・・・!!(またか)
王宮に入っていく馬車↓
ウィーンの街中には、観光客向けの馬車がたくさん走っています。
ハプスブルグ家の離宮であった、シェーンブルン宮殿↓
世界遺産にも登録された、ウィーン屈指の観光地。
部屋数は1400を越え、現在公開中の部屋はそのうち40室。
内部はすべてがこれでもか~っというくらい絢爛豪華、歴史的意義も高く、まさに別世界です。
幼少時のモーツァルトが、マリー・アントワネットにプロポーズしたという逸話が残っていたりします。
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリザベートが住んだところでもあります。
シェーンブルン宮殿の庭園↓
写真に収まりきれてませんが、とても広大なのです。
マリア・テレジアの彫像↓
到着…!!
一年ぶりの関空。
な、何とか一年間生き延びた~ヨロヨロ(+_+)
「イギリス滞在日記」はこれにて終了――なんですが、帰国前に訪れた、ウィーン(オーストリア)とシンガポールの旅の模様を、また後程お届けしたいと思います~(^^)